知っていそうで知らない、Tシャツの進化の歴史とは?

Tシャツは今や老若男女問わず着られる普段着の定番となっています。

Tシャツの魅力は何といっても肌触りの良さで、そのままパジャマ変わりに利用している人もいます。



Tシャツの歴史は意外と浅く、元々は第一大戦下でヨーロッパ兵士が下着として着ていたものでした。

それをアメリカ軍が取り入れて、やはり下着として利用されていたのです。

当時はTシャツだけで外出するという習慣はなく、無地で地味なものでした。

海軍の兵士達が無地の白いTシャツで肉体労働をしている様を見せることにより、着徐々に心地の良さが広まっていったのです。

今も日本で有名なHANESが「コブ(水平)シャツ」として商品化したことから、ポピュラーになり始めました。



第二次大戦後、戦争から帰った兵士たちがTシャツを街に持ち込み、完全なブルーカラーファッションとして定着させます。

Tシャツにジーンズ、アメリカの労働者階級を象徴するスタイルとして浸透していきました。

そこに目を付けたのが血気盛んな若者達です。

自由の象徴、体制への反抗、労働階級からの脱出への希望、全ての反社会思考を集結させたファッションとして、Tシャツは若者層に支持され始めたのです。



その後はTシャツに様々なメッセージをプリントして、正に言葉以外でのコミュニケーションの手段としてのTシャツが続々と登場します。

白地の大きなキャンバスとして、企業が、個人が、思いつくデザインをプリントさせることにより、下着としてのTシャツから外出着としての用途へと大きく変貌していったのです。

特に1970年代にヒッピーファッションが流行すると、自由は発想を持ったアーティスト達が色もデザインも豊富なTシャツを生みだしていきます。



1998年になると、従来まで企業にオーダーしていたプリントTシャツが、自宅で簡単に作れるようなキットが開発、販売されるようになりました。

もはやTシャツのデザインの種類は数知れず、有名なロゴ以外で同じデザインのTシャツにお目にかかることも滅多になくなっています。

Tシャツは今や一人一枚、それ以上のバリエーションのある普段着なのです。