Tシャツは形のT

Tシャツは開いた左右両方の手が「T」の字に見えることから1940年代のアメリカで言われ始めたようです。一方ワイシャツの場合は、「Y」という字の形に由来した呼ばれ方ではなく(確かにどのように見るとYの字に見ることができるのかは分かりません)、もともとは色が「ホワイト」のシャツであることから「ホワイトシャツ」から日本ではその聞こえる英語の発音から「ワイシャツ」と呼ばれるようになったようです。現在の日本では白くなくともワイシャツと呼ばれることも多くなっています。Tシャツは世界でも共通した呼び方となっています。

Tシャツもワイシャツももともとは下着であったものが発展して、トップスとして着衣されるようになったところは共通しています。

下着として利用されていたので、そもそもは下着のままで外に来て行くことはアメリカでも抵抗を感じる人は多かったようですが、1950年代マーロン・ブランドが「欲望という名の電車」という映画でカッコよくTシャツを着こなす様から注目を浴び、流行していったと言われています。Tシャツと言えば「ジーンズ」を履く、「ジーンズ」との組み合わせが当たり前のようにイメージができており、アメリカの文化とTシャツとジーンズの一つの象徴のようにも感じられるまでになっているのではないでしょうか。

日本ではもともと「肌着」のまま外へ出ることは恥ずかしいと感じられることが多く、抵抗を感じる人も多かったようです。Tシャツが広まっていったのは、60年代~70年代に日米安全保障条約などへ反対する運動、いわゆる学生運動を中心として活動している若者たちに、反体制的な活動を表すものとして受け止められ、広く着られるようになっていったようです。

政治的な主張とのつながりでいえば、日本では国内での反体制的な側面から若者に受けたのですが、ビョークらなどの活動家の間では、アメリカという大きな体制を象徴するものとして、着ることを拒否する選択がされてもいるようです。

その値段の安さ(高い物は高いですが)、入手のしやすさ、多彩なデザインなど、日本ではとても広く着用されていますが、世界的にも広く利用されている衣服と言えます。